BOOK HUNTING

ノンフィクション系の新刊、近刊を平日5冊、週30冊ペースで紹介。児童書から医学書まで。

2016-01-08から1日間の記事一覧

『憑かれたポットカバー - クリスマスのための気落ちした気色悪い気晴らし』エドワード・ゴーリー

『憑かれたポットカバー - クリスマスのための気落ちした気色悪い気晴らし』エドワード・ゴーリー エドワード・ゴーリーを柴田元幸の翻訳で。このコンビ、ずいぶん長いつきあいだな。クリスマスはもう過ぎてしまったが、あれは幻だったから問題なし。 「我は…

『リモートチームでうまくいく - マネジメントの常識を変える新しいワークスタイル』倉貫義人

『リモートチームでうまくいく マネジメントの〝常識〟を変える新しいワークスタイル』倉貫義人 物理的に離れたリモートチームは普通うまくいかない。それなのに「リモートチームでうまくいく」ってんだから、よほど手応えのある策を見出したのか? 前著『「…

『大村智ものがたり - 苦しい道こそ楽しい人生』馬場錬成

『大村智ものがたり - 苦しい道こそ楽しい人生』馬場錬成 表紙の笑顔が最高! 2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智の伝記。書き手の馬場錬成は、2012年にも大村本『大村智 - 2億人を病魔から守った化学者』を出してて、安心して読める。 養蚕の…

『細野晴臣 録音術 ぼくらはこうして音をつくってきた』鈴木惣一朗/細野晴臣ほか

『細野晴臣 録音術 ぼくらはこうして音をつくってきた』鈴木惣一朗/細野晴臣ほか 「細野晴臣」と「録音術」の組み合わせが、アンド検索の候補に出て来ても、ちっとも不思議ではない。そのまんまの題名。マジでタイトルに違和感なさすぎ。 40年におよぶ細野…

『はじめての解剖生理学 - ぬりえで覚える人体の仕組み』二葉千鶴

『はじめての解剖生理学 - ぬりえで覚える人体の仕組み』二葉千鶴 発想がヤバい。塗り絵にすれば、確かに記憶に定着しそうだけど、人によってはトラウマものだろ、これ。 解剖学の授業内容をテキスト化したもの。臓器及び骨格のイラストをぬりえすることで学…

『中世と貨幣 - 歴史人類学的考察』ジャック・ル・ゴフ

『中世と貨幣 - 歴史人類学的考察』ジャック・ル・ゴフ フランスを代表する知性ジャック・ル・ゴフによる貨幣本。歴史人類学的アプローチというのが熱い。逆にこのスケールで貨幣を語ってハズしてたらマズいよな、巨匠的に。 『中世の高利貸』において高利貸…

『プロ野球 見えないファインプレー論』仁志敏久

『プロ野球 見えないファインプレー論』仁志敏久 選手引退後は解説やコーチ業をこなしつつ、幾多の野球本を出している仁志敏久の新刊。見えないファインプレーが見えるようになれば、その分だけ試合を楽しめるようになるだけでなく、見えない駄プレーも、さ…