BOOK HUNTING

ノンフィクション系の新刊、近刊を平日5冊、週30冊ペースで紹介。児童書から医学書まで。

2016-01-22から1日間の記事一覧

『信頼学の教室』 中谷内一也

『信頼学の教室』中谷内一也 信頼学者の新刊は、良書として信頼できるか? そんなのは場合による。この本では、分かりやすい事例を挙げつつ、信頼とは何かに迫ろうとしている。ヘタに専門的な本よりか、実は書くのが難しいタイプのやつだ。が、中谷内は過去…

『救急外来 ただいま診断中!』 坂本壮

『救急外来 ただいま診断中!』坂本壮 おおむね好評価の本書レビューをチェックしてみると、「医者もテンプレ対応してるのか!」という新鮮な驚きを味わえる。が、考えてみたら当然で、救急外来で毎度ゼロベース診断していたら、場合によっては時間切れで患…

『マイナスからの恋愛革命』 井上裕介

『マイナスからの恋愛革命』井上裕介 不気味な笑顔が非常にキモい表紙が、おぞましいオーラを発散している。なかなか出そうとして出せるものではない。マイナス感がよく出てる。カメラマンのいい仕事。文字通りのツイッター芸人でもある井上のモテ本。ゲスい…

『メソポタミアとインダスのあいだ - 知られざる海洋の古代文明』 後藤健

『メソポタミアとインダスのあいだ - 知られざる海洋の古代文明』後藤健 古代海洋文明と聞いただけで、いきなりテンションが上がってしまう奴のための本。ヴェーイ!というか中東情勢が悪くなりすぎて、人類最古の文明跡地を訪ねにくくなった現状はマジで憎…

『めんどくさがる自分を動かす技術』 冨山真由/石田淳

『めんどくさがる自分を動かす技術』冨山真由/石田淳 この手のモチベーション本は、いかに意欲を引き出すかを書くものだが、本書は「やる気」に頼らないという。なかなか人間のことを分かってる。他人を動かすのは簡単だ。何らかの動機付けをしてしまえばい…

『馬を飛ばそう』ケヴィン・アシュトン

『馬を飛ばそう』ケヴィン・アシュトン 書き手はIoT(モノのインターネット)という単語の生みの親とされるケヴィン・アシュトン。本人の経歴を見ると、P&Gで働いてた1997年ごろサプライチェーンの見直しでRFIDに注目したという。なるほど、その延長で1999年…

『ソクラテス - われらが時代の人』ポール・ジョンソン

『ソクラテス - われらが時代の人』ポール・ジョンソン 永遠に新しい、愛されキャラのソクラテス本。「おそらくそうであっただろうソクラテス像を描きだすことに成功している」と中山元が書いてるんだから、この本はアタリだな。ところで醜男とは何だ。ルッ…