BOOK HUNTING

ノンフィクション系の新刊、近刊を平日5冊、週30冊ペースで紹介。児童書から医学書まで。

2016-02-27から1日間の記事一覧

『ことばをめぐる諸問題 - 言語学・日本語論への招待』松本克己

『ことばをめぐる諸問題 - 言語学・日本語論への招待』松本克己 そろそろ90歳が見えてきた、言語学者 松本克己の最新刊。この人の最近の仕事、ちょっとおかしい。特に2000年代に入ってからは異常。『世界言語への視座』(2006)、『世界言語のなかの日本語』…

『図解 基礎からわかるはんだ付』大澤直

『図解 基礎からわかるはんだ付』大澤直 「ラズバイ(もしくはArduinoでも可)と3Dプリンタがあれば、今どき半田付けなんか不要でしょ!」とか言っちゃう鼻タレ小僧がいるかもしれないが、はんだ付けのような枯れた技術はなくならない。その証拠に、つい先日…

『美学』アレクサンダー・ゴットリープ・バウムガルテン

『美学』アレクサンダー・ゴットリープ・バウムガルテン バウムガルテンの大書にして古典の『美学』全訳が初の文庫化。美学の創始者とされ、本書がなければ、カントによる『判断力批判』にせよ、ヘーゲルの『美学講義』にせよ、この世に出てこなかったとされ…

『簡単! 楽しい! おうちでできる音楽&リズムあそび』鈴木豊乃

『簡単! 楽しい! おうちでできる音楽&リズムあそび』鈴木豊乃 著者の音楽への果てしない愛を感じる。相手が子供だからといって、一切の手抜きを感じない目次構成。むしろ本気も本気。「歩くことはリズムを感じる第一歩!」、「怒鳴りたいときはうたって!…

『経済学の本質と意義』ライオネル・ロビンズ

『経済学の本質と意義』ライオネル・ロビンズ すっかりケインズの陰に隠れて、歴史上に名前だけが残ってるようなライオネル・ロビンズだが、奴のこの『経済学の本質と意義』(1932年)がなければ、その後に出されたケインズの『雇用・利子および貨幣の一般理…