BOOK HUNTING

ノンフィクション系の新刊、近刊を平日5冊、週30冊ペースで紹介。児童書から医学書まで。

2016-03-07から1日間の記事一覧

明日は更新ナシ

送別会があるので

『犬と、走る』本多有香

『犬と、走る』本多有香 タイトルから、「犬とジョギングする本かな?」とか「アジリティの本かな?」とか思ってしまいそうだが、そんなのではなく、世界一過酷とされるユーコン・クエスト(犬ぞりレース)の本である。そして著者は、日本人女性で初めてユー…

『これから始まる「新しい世界経済」の教科書』ジョセフ・E・スティグリッツ

『これから始まる「新しい世界経済」の教科書』ジョセフ・E・スティグリッツ 経済関係者は信頼できない。とりわけアナリストを名乗る連中はひどい。朝令暮改な言動は珍しくも何ともなく、マーケットが開く前と閉まった後で、言ってることが真逆になるのは、…

『いつだって ともだち』内田麟太郎/降矢なな

『いつだって ともだち』内田麟太郎/降矢なな 内田麟太郎と降矢ななペアによる「おれたち、ともだち!」シリーズの最新刊。三月はお別れシーズンなので、タイトルからして「そういう内容かな?」と思ったが、どうやら違うようだ。よって、まだまだこのシリ…

『生き物と向き合う仕事』田向健一

『生き物と向き合う仕事』田向健一 一般に獣医というと、「生き物にやさしいまなざしで接する、ハートウォーミングな職業人」といった印象を持ちがちだ。だが、本作ではその印象をのっけから破壊する。「動物を救うことが獣医学の真理ではない。獣医学は、た…

『脳内異界美術誌 - 幻想と真相のはざま』荒俣宏

『脳内異界美術誌 - 幻想と真相のはざま』荒俣宏 書くべき人が書いた本。荒俣センセイによる、幻想美術、アウトサイダー・アートに関する書籍。しっくり来る。だいたい本人自身が、異界から来たようなオーラ出してる。それでいてオカルト方面とは、きっちり…