BOOK HUNTING

ノンフィクション系の新刊、近刊を平日5冊、週30冊ペースで紹介。児童書から医学書まで。

『ソクラテスのいるサッカー部』キム・ハウン

ソクラテスのいるサッカー部』キム・ハウン

サッカーに哲学を求めると、だいたいこじらせてしまう。モンティ・パイソン「哲学者サッカー」にせよ、マーク・ペリマンの『哲学的フットボール』にせよ、いずれも最高にヒドい出来だ(いい意味で)。

キム・ハウンのこの本は、腰帯に谷川俊太郎がコメントを寄せていて、過去の美しい伝統を正しく引き継いでいるのか不安になるが、やはりいい意味で裏切られるものと信じたい。

びっくりしました、そして嬉しくなりました。こんな新鮮なアイデアで、大人の世界に切りこんでいく児童書は初めてです。
谷川俊太郎

ソクラテスのいるサッカー部 (はじめて読むじんぶん童話シリーズ)

ソクラテスのいるサッカー部 (はじめて読むじんぶん童話シリーズ)