『朱の記憶 - 亀倉雄策伝』馬場マコト
『朱の記憶 - 亀倉雄策伝』馬場マコト
五輪エンブレムのドタバタで、変な角度から見直されるようになった亀倉雄策。現代にもスターデザイナーと呼ばれる連中はいるものの、巨星亀倉の前では霞んでしまう。亀倉の仕事を知れば知るほど、あまりのスケールのデカさに度肝を抜かれるぜ。
日本の歴史的イベントの影には、必ず亀倉の姿があったといってもいいだろう。その活動は、デザイナーの域にとどまらない。亀倉の持論は「国家運営や企業経営とデザインは一体であるべき」というものだった。マークやポスターだけでなく、国家や企業そのものをもデザインしようとしたのだ。
- 作者: 馬場マコト
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2015/12/19
- メディア: 単行本
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