BOOK HUNTING

ノンフィクション系の新刊、近刊を平日5冊、週30冊ペースで紹介。児童書から医学書まで。

『地理から見た信長・秀吉・家康の戦略』足利健亮

『地理から見た信長・秀吉・家康の戦略(読みなおす日本史)』足利健亮

もうこれ絶対おもしろいだろ。交通網に流通網、それに情報網が、今とは比べ物にならないほど未発達だった時代、どこに拠点を置き、どこに目を光らせ、どこを死守すべきかという地理的問題は、極めて重大だったはず。にもかかわらず、その辺には長らくスポットが当てられてこなかった。そこを読みなおすってわけだ。

琵琶湖畔安土に壮大な天主を建てた信長。京都に聚楽第・お土居を築き、伏見城を構えた秀吉。関東に入部すると迷わず江戸に本拠を移した家康。彼らはなぜその地を選んだのか。地図や地形から検討し、戦略を読み解く。

地理から見た信長・秀吉・家康の戦略 (読みなおす日本史)

地理から見た信長・秀吉・家康の戦略 (読みなおす日本史)