BOOK HUNTING

ノンフィクション系の新刊、近刊を平日5冊、週30冊ペースで紹介。児童書から医学書まで。

『システマ・フットワーク - サバイブのための歩法』北川貴英

『システマ・フットワーク - サバイブのための歩法』北川貴英

ロシア軍特殊部隊スペツナズでも教えられている格闘術システマは、ベラルーシ出身のミカエル・リャブコによって体系化された。合気道のようにも見えるが(傍目にダンスのような点も含めて)、より実戦的にチューニングされてる。何しろリャブコは、スターリン(!)のボディガードから学んでいる。

この本では、その歩法を学べる。「格闘術を学びたいのに歩き方から!?」と肩透かしを食らうかもしれない。しかし勝敗は間合いに左右される。そして、その間合いはフットワークが握っている。と、ここまで書けば、ピンと来るだろ? 著者の北川はシステマ公認インストラクター。

勝つためではない、生き残るための武術の妙が明らかになる。

「自分が負ける位置に立っていることが分かることが、最初のステップです」
ミカエル・リャブコ

サバイブのための歩法 システマ・フットワーク

サバイブのための歩法 システマ・フットワーク