『13人の誤解された思想家』小浜逸郎
『13人の誤解された思想家』小浜逸郎
プラトン、マルクス、ハイデガーなど13人の超メジャーな思想家をあらためて読み解こうとする本。著者の小浜は、『なぜ人を殺してはいけないのか』『やっぱりバカが増えている』『頭はよくならない』等を過去に書いていて、「お前の方がよほど誤解を招きそうなことをやってるだろ」と突っ込まずにはいられない。
ともあれ、誤解される思想家は、誤解の可能性や共有を許容してしまうほど、ふところが深いとも言える。誤解されたままの方が面白いケースもあるだろうし、正解のがキャパあるとも限らないが、新しい読みを探る試み自体は評価したいな。
偉大な思想家にとして遇されてきた人たちについて私たち日本人が抱いているイメージは果たして通説どおりのものなのか? そこには歪んだ理解が混入しているのではないか?
- 作者: 小浜逸郎
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2015/12/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る