『馬を飛ばそう』ケヴィン・アシュトン
『馬を飛ばそう』ケヴィン・アシュトン
書き手はIoT(モノのインターネット)という単語の生みの親とされるケヴィン・アシュトン。本人の経歴を見ると、P&Gで働いてた1997年ごろサプライチェーンの見直しでRFIDに注目したという。なるほど、その延長で1999年のInternet of Things発言につながったんだな。
だがこうしてみると、いま騒がれているIoTと、ずいぶん距離がある。おそらく当時のケヴィンに、インダストリー4.0につながるような考えはなかったはずだ。そして逆にそれが、俺をこの本へと誘う。
この本では、新しいものがどのようにして生まれるか、その過程を明らかにする。読んでいくうちに、創造が奇跡や魔法の類いではなく、小さなステップがしばしば曲がりくねりながら無数に連なった結果であるということがわかるだろう。これはIoTに関する私の取り組みにも、そのままあてはまる。
- 作者: ケヴィン・アシュトン,門脇弘典
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2015/12/18
- メディア: 単行本
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