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『ネット時代の図書館戦略』 ジョン・ポールフリー

『ネット時代の図書館戦略』ジョン・ポールフリー

著者のジョン・ポールフリー(※英Wikipedia)は、若干43歳にして米国デジタル公共図書館の設立委員長を務める野郎だ、こん畜生。そいつが書いたのが、この本『BiblioTech - Why Libraries Matter More Than Ever in the Age of Google』な。

何を俺が苛立ってるかって、日本が間抜けな知財戦略を打ち立てて、最低賃金で請負バイトが司書やって、天下りレイムダックが各地の図書館を運営してる一方で、アメリカは危機意識が高く、若くて有能なハーバード卒のスカした野郎が、デジタル公共図書館のトップを率いてるからだよファック。これでアメリカみたいになりたいとか、知財で戦おうとか無理だろ。

ちなみに邦訳されてないが、ジョン・ポールフリーはMIT出版から、そのものズバリ『知的財産戦略(原題:Intellectual Property Strategy )』ってのを2011年に出版してる。アメリカの狙いは明らかで、知財戦への意気込みは本物だ。

ネット検索で手軽に情報を入手できるこの時代に、公共図書館はなぜ必要なのか、どうあるべきか。
すべての人が情報にアクセスし、知識を得る権利を守るための図書館の変革と未来像を提唱。

ネット時代の図書館戦略

ネット時代の図書館戦略