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BOOK HUNTING

ノンフィクション系の新刊、近刊を平日5冊、週30冊ペースで紹介。児童書から医学書まで。

『フレデリック・ダグラス自伝 - アメリカの奴隷制を生きる』フレデリック・ダグラス

『フレデリック・ダグラス自伝 - アメリカの奴隷制を生きる』フレデリック・ダグラス

著者のフレデリック・ダグラスは、19世紀のアメリカで奴隷制廃止論を訴えた野郎で、「アナコスティアのライオン」と呼ばれた男だ。奴隷が文字を学ぶことさえ違法(!)とされた絶望的な時代にありながら、やがてはアフリカ系アメリカ人として、初の副大統領候補に指名される立場にまで上りつめる。ハンパない。

日本ではあまり名前の知られていないフレデリック・ダグラスだが、奴隷解放の象徴として今なお語り継がれる英雄。これはそのダグラスによる生々しい奴隷制の記録だ。こいつマジ全身全霊でカッコいいぜ。不屈の闘志、そして勇気に打ちのめされろ!

本書は、「奴隷制」の本質を描き出す貴重な記録でもある。19世紀半ばに書かれながら、今でもアメリカで多くの人々に読み継がれる。
「人間として生きる」ことが、洋の東西を問わず、現在でも切実な問題として問われているからであろう。

アメリカの奴隷制を生きる

アメリカの奴隷制を生きる

風貌はこんな具合。哲学者みたいだ。

写真プリント Frederick Douglass, c. 1865-80

写真プリント Frederick Douglass, c. 1865-80