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BOOK HUNTING

ノンフィクション系の新刊、近刊を平日5冊、週30冊ペースで紹介。児童書から医学書まで。

『評伝レヴィナス - 生と痕跡』サロモン・マルカ

『評伝レヴィナス - 生と痕跡』サロモン・マルカ

エマニュエル・レヴィナスには、近づいたことがない。本人はユダヤ思想とガチで向き合い、かつ第二次大戦を通しユダヤ人としての生を強烈に体験してて、つまり土台の部分で、俺には理解しえないところがデカすぎる。レヴィナスの文字だけ追っても、たぶん何も分からない。だから今まで接近したことはないし、現状では接点が芽生えそうなところも見当たらない。

ただし、すでにレヴィナスと、のっぴきならぬ関係にあり、それでいて隔靴掻痒感を味わってる奴(そんな奴は滅多にいないだろうが)には、本書は大きな手助けとなるだろう。背景が分かれば、すらすら読める場合もあるからな。著書はレヴィナスに学んだサロモン・マルカ。以前に『レヴィナスを読む』という本も出してる。評伝の書き手として文句のつけようがないだろう。

ユダヤ教の中に一つの哲学的洞察を認め、自らそれを生きた哲学者レヴィナス

レヴィナスを一つの結節点とする知的ネットワーク、20世紀ヨーロッパ・ユダヤ精神史を描く、レヴィナス評伝の決定版。

評伝レヴィナス:生と痕跡

評伝レヴィナス:生と痕跡