『図解 基礎からわかるはんだ付』大澤直
『図解 基礎からわかるはんだ付』大澤直
「ラズバイ(もしくはArduinoでも可)と3Dプリンタがあれば、今どき半田付けなんか不要でしょ!」とか言っちゃう鼻タレ小僧がいるかもしれないが、はんだ付けのような枯れた技術はなくならない。その証拠に、つい先日全自動パズドラロボ作ってみた動画をアップした人は、以下の動画で、はんだ付けをしている(1:20あたり)。
そう、本気でクールな電子ガジェットを作りたいなら、はんだ付けは避けては通れない。本書は、過去に『はんだ付工学 - 理論から実践まで』、『はんだ付技術 - なぜなぜ100問』を出版し、さらには素材の本(『最新「銅」の基本と仕組み』、『アルミニウムの基本と仕組み』ほか多数)まで書いている、国内屈指のハンダ付け野郎、大澤直によるものだ。出版社も日刊工業新聞社で、まずハズレようがない布陣。ガチで半田付けをマスターしたいなら、ネットに落ちてるハンパな知識に頼るより、騙されたつもりで本書をめくってみるといい。
「はんだがうまくつかない」「はずれる」トラブルを防ぐために、作業ノウハウのみならず、物理・化学・金属学・材料力学の観点から現象を理解できるよう解説。
ノウハウにとどまらない不良や欠陥を防ぐ本質や現象の正しいとらえ方。
- 作者: 大澤直
- 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
- 発売日: 2016/01/19
- メディア: 単行本
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