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BOOK HUNTING

ノンフィクション系の新刊、近刊を平日5冊、週30冊ペースで紹介。児童書から医学書まで。

『これから始まる「新しい世界経済」の教科書』ジョセフ・E・スティグリッツ

『これから始まる「新しい世界経済」の教科書』ジョセフ・E・スティグリッツ

経済関係者は信頼できない。とりわけアナリストを名乗る連中はひどい。朝令暮改な言動は珍しくも何ともなく、マーケットが開く前と閉まった後で、言ってることが真逆になるのは、まったくもって日常茶飯事だ。イタリアのサッカー関係者と同じ次元で、クルクルてのひらを返しまくる。驚くべきことに、ノーベル経済学賞の受賞者であったとしても、それは変わらない。

だが、この本の著者であるスティグリッツ(2001年にノーベル経済学賞を受賞)は別だ。少なくとも『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』を書いた2000年初頭頃から、ずっと同じ姿勢を保ち続けている。ブレずに本質的に正しい理想論を説きつづけている。ある意味、異端者だ。ただし、非常に知的で魅力的な。本作でもそのスタンスに変わりはないだろう。

アメリカ型資本主義にリードされた世界各国で、経済は強くなっても中流層は弱くなるという未曽有の事態が次々と発生。富裕層に富は集中し、中・下層は沈んでいくばかりで、巨大な格差社会が到来してしまった。

これまでの経済学はどこで間違ってしまったのか? 気鋭のノーベル賞経済学者スティグリッツが、ゆがめられた資本主義の真実を暴き、新しい世界経済のあり方を問う。

これから始まる「新しい世界経済」の教科書: スティグリッツ教授の

これから始まる「新しい世界経済」の教科書: スティグリッツ教授の