『女オンチ。 - 女なのに女の掟がわからない』深澤真紀
『女オンチ。 - 女なのに女の掟がわからない』深澤真紀
いる! こういう女、たまに見かける。女の掟を知っていて、あえてそれを無視する壊し屋タイプとは別に、そもそも女の掟が何なのかが分かってなくて、右往左往した挙句に掟を無自覚に破ってしまい、女社会の村八分を喰らってしまう、哀れなヤツ。傍から見てても痛々しいし、何の手助けもできないのが、もどかしい。
だいたい女の掟は複雑怪奇すぎる上、明文化されてないから、どこからアドバイスしたらいいか分からないし、うかつに手を出すと、こっちまで火の粉が飛んできてしまう。誰か『女の六法全書』みたいな、女の掟を体系的に網羅した本を書いてくれないか。人類がもっと平和になると思う(女の掟が世界に混沌をもたらしているとは書かない)。
化粧もブラジャーもしない、ハゲたのでカツラに落ちつく。占いなんて意味不明。友達の誕生日は覚えない。思えば、子供の頃からそうだった―そう、私は「女オンチ」。
- 作者: 深澤真紀,とんぼせんせい,(対談)古市憲寿
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2016/02/12
- メディア: 文庫
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