BOOK HUNTING

ノンフィクション系の新刊、近刊を平日5冊、週30冊ペースで紹介。児童書から医学書まで。

『組み立て×分解! ゲームデザイン - ゲームが変わる「ルール」のパワー』渡辺訓章

『組み立て×分解! ゲームデザイン - ゲームが変わる「ルール」のパワー』渡辺訓章

ケイティ・サレンとエリック・ジマーマンによる名著『ルールズ・オブ・プレイ』のことを思い出した。あれは解剖学のようにゲームを説明し尽くそうとした、クッソ真面目な(だが面白い!)本で、一見したところ、この『組み立て×分解! ゲームデザイン』と正反対だ。しかし、西洋のアプローチが『ルールズ・オブ・プレイ』であるなら、東洋のそれは『組み立て×分解! ゲームデザイン』になると思う。解剖学ではなく、ツボ押し健康法みたいな。

さて、この本は表紙や中身のポップさに反して、ガチに攻めてる感ある。ゲームのルールがどうあるべきか考えるのは、簡単なようでいて実はすごく難しい。それと正面から向き合って入門書にするのは、よほどの力量がないと無理な芸当だからだ。著者は駄研、kuniの渡辺訓章。パネキットの人。

とことん「ゲームのルール」を考える。実戦に効くゲームデザインの手法と考え方。

ゲームの基本にある「ルール」に焦点を当てた、ゲームデザインの入門書。本書では「アルゴリズム」「ルールの組み替え」「対称性」「自由と制約」という切り口のもと、基礎事項から徹底解説。

組み立て×分解! ゲームデザイン ――ゲームが変わる「ルール」のパワー

組み立て×分解! ゲームデザイン ――ゲームが変わる「ルール」のパワー