『インフォグラフィックスの潮流 - 情報と図解の近代史』永原康史
『インフォグラフィックスの潮流 - 情報と図解の近代史』永原康史
インフォグラフィックスは見ていて目に楽しい。美しいインフォグラフィックスは、あたかも高度に洗練された抽象画のよう。鮮やかな色彩と、無駄のないシャープな輪郭、そして明確な伝達意志が感じられるインフォグラフィックスを前にすると、わけもなく感動してしまう。
この本は、そんなインフォグラフィックスの歴史を、複数の観点から見直し、その本質に迫ろうとしたもの。インフォグラフィックスの本はいくつもあるが、たいていは「作品集」の色合いが濃く、この手のアプローチは珍しい。手元にあれば重宝するだろう。著者はグラフィックデザイナーで、アートディレクターの永原康史。
本書はインフォグラフィックの歴史をマップ、統計、図解、関係、コードといった観点から探求し、インフォグラフィックを本質的に理解する視点を提示するとともに、今後の視覚情報のあり方を考える機会を提供します。
- 作者: 永原康史
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2016/02/01
- メディア: 単行本
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