BOOK HUNTING

ノンフィクション系の新刊、近刊を平日5冊、週30冊ペースで紹介。児童書から医学書まで。

2016-03-21から1日間の記事一覧

『負ける人は無駄な練習をする - 卓球王 勝者のメンタリティー』水谷隼

『負ける人は無駄な練習をする - 卓球王 勝者のメンタリティー』水谷隼 卓球界の本田圭佑、あるいは錦織圭、もしくは松山英樹。そんな水谷隼だからこそ書ける本。よほどのメンタルを持っていないと、このタイトル(負ける人は無駄な練習をする)は付けられな…

『手話を生きる - 少数言語が多数派日本語と出会うところで』斉藤道雄

『手話を生きる - 少数言語が多数派日本語と出会うところで』斉藤道雄 著者の斎藤道雄は、ジャーナリストで、ドキュメンタリー番組プロデュースを多く手掛けてきた人物。『治りませんように - べてるの家のいま』で講談社ノンフィクション賞を受賞した実力派…

『トンブクトゥ - 交界都市の歴史と現在』応地利明

『トンブクトゥ - 交界都市の歴史と現在』応地利明 イブン・バットゥータにより、「黄金の都」として知られるようになったトンブクトゥ。かつてはサハラ交易で栄え、アフリカの交易上重要なポジションを占めた。今では世界遺産に登録されてるが、なかなか日…

『ウェブ小説の衝撃 - ネット発ヒットコンテンツのしくみ』飯田一史

『ウェブ小説の衝撃 - ネット発ヒットコンテンツのしくみ』飯田一史 著者は「衝撃 ネット小説のいま」を連載している飯田一史。ウェブ小説界隈にはほとんど縁がないが、今のところウェブで書かれなければならない必然性を伴った小説に接した記憶はない。だか…

『うるうのもり』小林賢太郎

『うるうのもり』小林賢太郎 ラーメンズの小林賢太郎といえば、ほころびを見つけるのがウマい。あるいは、ほころばせるのがウマい。すなわち、理詰めで話を作っていって、それが破綻するところを上手に見せてくれる。稀有な才能。そのセンスは絵本でも健在だ…