『アクティブラーニング(シリーズ 大学の教授法)』中井俊樹
『アクティブラーニング(シリーズ 大学の教授法)』中井俊樹
中央教育審議会の学習指導要領改訂で、にわかに脚光を浴びるようになったアクティブラーニング。話題沸騰のディープラーニングとは無関係。
アクティブラーニングは、教授が未知の問題を解くために学生も活用しようとした結果できたスタイルだと思うので、トップダウン形式では根付かないだろうし、ボンクラ教師が導入してもカタチだけに終わるだろう。まあ、がんばれ。
ここからチラ裏。
俺がアクティブラーニングでイメージするのは、ウィトゲンシュタインの講義だ。学生の発した何気ないひとことに突然無言の熟考タイムが始まり、そのまま講義が終了してしまったり、自分でもよくまとまっていないアイディアを黒板に書き散らして学生を置き去りにしたり、かと思えば学生相手に本気の論戦をふっかけて、顔面蒼白、失神寸前までボコボコにしたり。このスタイルが本来だと思うんだよな。
絶対ふつうの教師がコントロールできる授業スタイルでないし、やったらやったで保護者や教授会から大ブーイング食らうだろ、こんなの。
大学改革のキーワードになっている「アクティブラーニング」。その定義や背景から、授業での指針、具体的な活用方法までを紹介する。実践で陥りがちな課題と解決策も解説。巻末にはアクティブラーニングやアイスブレイクに活用できるシート付き。
- 作者: 中井俊樹
- 出版社/メーカー: 玉川大学出版部
- 発売日: 2015/12/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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