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BOOK HUNTING

ノンフィクション系の新刊、近刊を平日5冊、週30冊ペースで紹介。児童書から医学書まで。

『プライオメトリック・トレーニング』ドナルド・チュー/グレゴリー・マイヤー

『プライオメトリック・トレーニング』Donald.A.Chu/Gregory.D.Myer 日本では、いまだあまり馴染みのないプライオメトリック(Plyometrics)の本。瞬発力を求められる競技において、アスリートの筋力を最適化させるトレーニングとでも考えるといい。筋収縮…

『進化系! 筋肉男子の栄養学』竹並恵里

『進化系! 筋肉男子の栄養学』竹並恵里 筋肉男子といえば、ササミを連想してしまう。そして、ササミといえば鶏で、マッチョすぎる男子はシャモを思い起こさせる。軍鶏は、ちょっとニワトリとしてやり過ぎな感じで、「ブロイラーをやめたいのは分かるが、そ…

『負ける人は無駄な練習をする - 卓球王 勝者のメンタリティー』水谷隼

『負ける人は無駄な練習をする - 卓球王 勝者のメンタリティー』水谷隼 卓球界の本田圭佑、あるいは錦織圭、もしくは松山英樹。そんな水谷隼だからこそ書ける本。よほどのメンタルを持っていないと、このタイトル(負ける人は無駄な練習をする)は付けられな…

『阪神タイガース「黒歴史」』平井隆司

『阪神タイガース「黒歴史」』平井隆司 国内外でいかなる出来事があろうとも、トップに阪神タイガース関係の記事を持ってくる、信念のブレない新聞デイリースポーツ。そのデイリーで虎番をしていた著者が阪神タイガースの黒歴史をまとめたもの、それがこの一…

『打撃の神髄 - 榎本喜八伝』松井浩

『打撃の神髄 - 榎本喜八伝』松井浩 偉大な打者にして、ミステリアスな存在、それが榎本喜八だ。安打製造機と呼ばれた最初の選手であり、実に数多くの伝説的なエピソードを持つ。その辺りをざっと知りたいなら、Wikipediaやニコニコ大百科を見るといい。求道…

『犬と、走る』本多有香

『犬と、走る』本多有香 タイトルから、「犬とジョギングする本かな?」とか「アジリティの本かな?」とか思ってしまいそうだが、そんなのではなく、世界一過酷とされるユーコン・クエスト(犬ぞりレース)の本である。そして著者は、日本人女性で初めてユー…

『突破! リッチー・マコウ自伝』リッチー・マコウ/グレッグ・マクギー

『突破! リッチー・マコウ自伝』リッチー・マコウ/グレッグ・マクギー 「俺にまかせろ! ついてこい! 全部フォローしてやる!」そんな男気溢れる、リッチー・マコウの自伝。去年、現役からの引退を発表したが、そのリーダーシップは色あせることがない。…

『宿澤広朗 - 運を支配した男』加藤仁

『宿澤広朗 - 運を支配した男』加藤仁 ラグビーで日本がスコットランドに勝った過去を知らなかった。そんな番狂わせがラグビーでも起こりうるんだな。というか、そのレベルの大金星は、運を支配して実現できるものなのか?宿澤という人物をまったく知らなか…

『喜屋武ちあきのアニメヨガ - アニメのポーズでキレイになる!』喜屋武ちあき/種村有菜

『喜屋武ちあきのアニメヨガ - アニメのポーズでキレイになる!』喜屋武ちあき/種村有菜 シェーのきゃんちが表紙で、出版社はリットーミュージック。どう考えても、適当な企画会議で生まれたネタが、何かの間違いで実行されてしまったパターン。だいたいヨ…

『自分を開く技術』伊藤壇

『自分を開く技術』伊藤壇 サッカー選手を引退してからの中田英寿は、旅人として生きることにした。しかし伊藤壇は、その道を選ばなかった。旅人のようなサッカー選手になることを決意したのだ。まるで気ままなバックパッカーよろしく、モルディブ、ブルネイ…

『牛を飼う球団』喜瀬雅則

『牛を飼う球団』喜瀬雅則 このタイトルだけ見て「ネタ本かな?」と思う奴はシロート。こんなんガチに決まってるだろ。徹底して本気で考えないと、球団が牛を飼う次元になんか到達できるわけがない。そして、得てして人間がとことん考え込むと、一見して「?…

『声の魔法のひみつ』 藤野良孝

『声の魔法のひみつ』藤野良孝 オノマトペ研究家である藤野良孝のスポーツ本。運動におけるオノマトペには、スピード、タイミング、勢い、ちから加減、リズム、タッチなどが圧縮されていて、実は情報量が多い。その活用に一理あるのは認めるし、過去の著作も…

『心を軽くする超戦略的「人間関係」論』 小田幸平

『心を軽くする超戦略的「人間関係」論』 小田幸平 すごくないのに、すごい本。いや、すごくないのが、すごい本とすべきか?打率1割台で、レギュラーとしては固定されず、それでいて17年間も二番手以下のキャッチャーとして、プロ野球の世界を生き延びた著者…

『ぼくの道具』 石川直樹

『ぼくの道具』石川直樹 写真家としては土門拳賞を受賞し、ノンフィクション作家としては開高健ノンフィクション賞を受賞している石川。その上、七大陸最高峰登頂まで果たしている(※当時世界最年少記録)。神はこいつに才能を与えすぎだろ。さてこの本は、K…

『なんのために勝つのか - ラグビー日本代表を結束させたリーダーシップ論』廣瀬俊朗

『なんのために勝つのか - ラグビー日本代表を結束させたリーダーシップ論』廣瀬俊朗 去年にわかに日本を襲ったラグビーブーム。著者はエディー・ジャパンで以前キャプテンをしていた廣瀬俊朗。ラグビーワールドカップ2015では、そのキャプテンを解任され、…

『システマ・フットワーク - サバイブのための歩法』北川貴英

『システマ・フットワーク - サバイブのための歩法』北川貴英 ロシア軍特殊部隊スペツナズでも教えられている格闘術システマは、ベラルーシ出身のミカエル・リャブコによって体系化された。合気道のようにも見えるが(傍目にダンスのような点も含めて)、よ…

『野球あるあるメンタル練習法』高畑好秀/近藤隆夫

『野球あるあるメンタル練習法』高畑好秀/近藤隆夫 ざっくりしたメンタルトレーニングではなく、野球でありがちな状況ごとにフォーカスしたメンタル強化本。アホみたいに根性や気合を叫ぶより、はるかに実戦的な成果が得られるだろうぜ。この痒いところに手…

『サッカー右翼 サッカー左翼 - 監督の哲学で読み解く右派と左派のサッカー思想史』西部謙司

『サッカー右翼 サッカー左翼 - 監督の哲学で読み解く右派と左派のサッカー思想史』西部謙司 戦術バカの西部謙司が政治の本を出すわけがなく、いつもながらサッカーの話だ。今回はざっくりとゲームスタイルを右派と左派に分類してヨタを飛ばしている感じだな…

『宮澤崇史の理論でカラダを速くするプロのロードバイクトレーニング』宮澤崇史

『宮澤崇史の理論でカラダを速くするプロのロードバイクトレーニング』宮澤崇史 身長164センチと小柄ながら自転車プロレーサーとして活躍した宮澤は、自らの理論を研ぎ澄ますことによって生き延びたはずだ。その理論は傾聴に値する。題にある「理論でカラダ…

『ソクラテスのいるサッカー部』キム・ハウン

『ソクラテスのいるサッカー部』キム・ハウン サッカーに哲学を求めると、だいたいこじらせてしまう。モンティ・パイソンの「哲学者サッカー」にせよ、マーク・ペリマンの『哲学的フットボール』にせよ、いずれも最高にヒドい出来だ(いい意味で)。キム・ハ…

『プロ野球 見えないファインプレー論』仁志敏久

『プロ野球 見えないファインプレー論』仁志敏久 選手引退後は解説やコーチ業をこなしつつ、幾多の野球本を出している仁志敏久の新刊。見えないファインプレーが見えるようになれば、その分だけ試合を楽しめるようになるだけでなく、見えない駄プレーも、さ…

『アルパインクライミング考』横山勝丘

『アルパインクライミング考』横山勝丘 カバー絶壁の絶望感。クライマー、頭おかしい(褒め言葉)。老舗の山と渓谷社から。 この壁を見て登らないのは、クライマーとしてどうなんだ? アルパインクライミング考作者: 横山勝丘出版社/メーカー: 山と渓谷社発…

『白紙からの選択』遠藤保仁

『白紙からの選択』遠藤保仁 生きるサッカー仙人遠藤。飄々と達観しすぎてて、まず読んでも参考にならないだろう。しかしその参考のならなさが、この男の言葉を読む楽しみなんだぜ。 「やりたくなかったら、やらない」「緊張することがない」「焦ることがな…