『トウガラシの世界史 - 辛くて熱い「食卓革命」』山本紀夫
『トウガラシの世界史 - 辛くて熱い「食卓革命」』山本紀夫
『トウガラシ讃歌』、『ジャガイモとインカ帝国』、『インカの末裔たち』などの著作がある山本紀夫によるトウガラシの新書。中南米を原産地とするトウガラシに関する書籍なので、その仕事のブレなさに拍手。
辛い食材のあの独特の中毒性は何だろうな。最初は苦手だったのに、今やもうコショウ、ニンニク、トウガラシは手放せない。逆にこれがあれば、たいていのどんなマズい料理でも、そこそこのレベルにまで引き上げられる。たしかに計算しやすくて便利(それはもう革命的に)。
比類ない辛さが魅力のトウガラシ。原産地の中南米からヨーロッパに伝わった当初は「食べると死ぬ」とまで言われた。だが、わずか五百年のうちに全世界の人々を魅了するに至った。
トウガラシの世界史 - 辛くて熱い「食卓革命」 (中公新書)
- 作者: 山本紀夫
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2016/02/24
- メディア: 新書
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