ホビー
『売れるハンドメイド作家の教科書』中尾亜由美 「ネットでお小遣い稼ぎ!」といえば、アフィリエイトやオークション、ポイントサイト、ブログライターに内職系ビジネスなどが知られているが、どれもこれも基本的には稼げない。徒労という言葉が一番しっくり…
『読まなくても碁に勝つ法』竹清勇 一ヶ月半ほど前までは、金で買ったインチキだと言われていた、Alpha Goによる勝利(樊麾二段との対局)。だが、それから本当にわずかな期間で、世界トップ級のプロ(イ・セドル九段)を倒すまでの力を得てしまった。デミス…
『そうだったのか、乗りかえ駅』西森聡 何かと不便することの多い乗り換え駅。本書を手にすれば、その駅の背後にあるエピソードを知ることができるので、それなりに納得できるようになるはずだ。相変わらず乗りかえで不便だったとしても。知識にはこういう効…
『買わないおしゃれ - パターンから考える無駄にならないワードローブの選び方』Mパターン研究所 美しいシルエットの服を仕立てられるパターンとその説明書を販売している、Mパターン研究所の本。そういうわけで、タイトルの指すパターンとは、いわゆる規則…
『確率論を信じて世界50か国のカジノで計8億円を稼いだ僕の人生』野口健司 「おかしいな? 確率論だけでカジノには勝てないはずだが……」と思ったら、この書き手の野口はカウンティングをやってるようだ。あー、はい。全部一瞬で納得できた。そりゃ確率論で勝…
『図解 基礎からわかるはんだ付』大澤直 「ラズバイ(もしくはArduinoでも可)と3Dプリンタがあれば、今どき半田付けなんか不要でしょ!」とか言っちゃう鼻タレ小僧がいるかもしれないが、はんだ付けのような枯れた技術はなくならない。その証拠に、つい先日…
『韓流スターと兵役 - あの人は軍隊でどう生きるのか 』康 熙奉 ファン目線で兵役を見つめる健全な本。そういうイベントとしての兵役と言った方がいいのか? 腰帯の情報が完全にファンブック。ターゲットにしている読み手と、その読み手が求めてる情報を、ち…
『ボリンジャーバンドとMACDによるデイトレード - 世界一シンプルな売買戦略』 マルクス・ヘイトコッター 何やら世界経済に不穏な動きがあるので、「この荒波で一稼ぎしてやろうじゃねーの!」と考えてるアホが多いかもしれないが、そうだな、老舗パンローリ…
『押井言論 2012-2015』 押井守 ページ数がおかしい(※656ページ)と思ったら、メルマガから引っ張ってきてるのか。納得。それにしてもメルマガのタイトルが最高だ。「世界の半分を怒らせる」というんだから。つまり「賛否両論まっぷたつ」ってことだろ? 難…
『実践 大工道具 仕立ての技法: 曼陀羅屋流研ぎと仕込みのテクニック』手柴正範 スマホを買い替えたら、いろいろ初期設定を変更するし、バイクの場合だと慣らし運転をやるし、冷蔵庫のケースでは仕切り板を調整したりする。わりと普通にみんなやってることだ…
『なつめふく』三戸なつめ もう見るからに「私は青文字です!」な三戸なつめ。身近にこんなキャラがいたら、どう接していいのか分からないな。世界観やら美意識やらが分からなすぎて。この本ではその手がかりを得られるかもしれない。ところでアソビシステム…
『現代写真論 新版 コンテンポラリーアートとしての写真のゆくえ』 シャーロット・コットン 晶文社のいい仕事。ハンパな写真論は世に溢れているが、読むならこの一冊だ。著者のシャーロット・コットン(※英Wikipedia)は、イギリス国立メディア博物館ではク…
『世界一わかりやすい3ds Max - 操作と3DCG制作の教科書』奥村優子/石田龍樹/IKIF+ 「世界一わかりやすい教科書」シリーズの新作は、相手が3ds Maxだ。真打ち登場って感じだな。そして執筆者がイケてるぜ。何しろあの『SHIROBAKO』で3DCGを担当してるスタ…
『はじめてのファランジリング』内田香子/久永めぐみ/中村由香ほか いかにも役に立たなそうな本を紹介したくなった。ファランジリングの作り方だ。どうだ、何の役にも立ちそうにないぞ。 指の第一関節や第二関節にはめるファランジリング。指もきれいに見…
『アニメーターが教えるキャラ描画の基本法則』toshi なぜかMdNからキャラ描画の本。しかもアニメーターによるもの。「大丈夫なのか?」と心配になるが、表紙イラストのデフォルメ感やアングルを見る限り、フツーにレベル高い。それどころか、これほど生き生…
『物を作って生きるには - 23人のMaker Proが語る仕事と生活』John Baichtal オライリーのMake:Japan Booksシリーズ新刊。翻訳は野中モモ。日本語版の追加エッセイとインタビューのメンバーが微妙なレベルで豪華。べつに物を作って生きようとは思わないが、…
『はじめてのプロジェクションマッピング』小笠原種高 個人でプロジェクションマッピングやるのは、ハードル高いはずだが、この本があれば何とかなるような気がしてくる。あれってフリーソフトでも作れるものなのか。さすが工学社。 本書は、プロジェクショ…
『写真をなぞってソコソコ上達 - Photoshop絵心レッスン』デジタルスケッチ倶楽部 Photoshop本は腐るほど出ているが、この本はタイトルの謙虚さがすばらしい。何しろソコソコの上達である。トレーニングも写真なぞりで、フォトショ初心者にまったくハードル…
『真ッ黒ニナル果テ - 30 years and still counting』MURO こっちは「彫る」じゃなくて「掘る」の世界。そんで勿論、DJがレコードを漁る方の掘る。レコード掘りも30年になれば、ほとんど求道者の世界。あと、本人の作品が掘られることもあって、例えばDiggin…
『人気の三種が彫れる - 仏像彫刻 上達のポイント』関侊雲/紺野侊慶 仏像彫刻というジャンルの趣味があり、かつ人気仏像もあるらしいというのが、ふつうに驚き。第一に俺は「彫刻が趣味です」って野郎に会ったことさえないんだぜ。そんで「コツがわかる本」…
『40年間勝ち組を続ける男 - 荒正義直伝』荒正義 パッと見、スター性もカリスマ感もなく、むしろ平凡なサラリーマンといった風采の荒。アウトローの気配もない。実に楽しそうに犬猫ブログを更新している。しかし、だからこその凄みが、そこかしこから滲み出…
『身近なヤゴの見分け方 - 平地で見られる主なヤゴの図鑑』梅田孝/渡利純也 ヤゴへの果てしない愛が感じられる。何しろクワガタでも、セミでも、トンボでもなく、ヤゴ(!)の見分け方の図鑑なのだ。72種類もヤゴが存在するなんて知らなかったし、これまで…
『切らずに1枚で折る - 手間を楽しむ折り紙袋』フチモトムネジ 多数のオリガミ本を出しているフチモトムネジの実用おりがみ。ぽち袋や箸袋など紙袋にフォーカスしてるから、ふつうに役立つだろうな。紙のサイズを変えさえすれば、イーカワなポチ袋の折り方で…
『キソニーとまぼろしの砂時計』竹吉俊輔/阿野幸一 今さら中学英単語に興味などまったくないが、このNHK出版からの刺客は何を仕掛けているのか。高度なゲーミフィケーションを英単語学習に謎解きゲーム形式で組み込んでいるんだろう、という辺りまでの予測…
『星空観察に出かけよう☆ 宙ガールバイブル』永田美絵 また新ジャンル女子か。宙(そら)ガールね。そこはもっとキラキラさせて宙(こずみっく)ガールとかにしようぜ。 星の観方や天文現象がよくわかる。見上げればそこは、ワクワクの世界! 星空観察に出か…
『漫画原作者は一体「何」を書いているのか』猪原賽 存在するのは知っているが、具体的に何をやってるのか謎の職業、それが漫画原作者。放送作家にも似たようなイメージを持っている。で、実際のところ何を書いているのか? マンガの原作だけで15年間以上生…
『サウンドエフェクトの作り方』小川哲弘 俺は正直サウンドエフェクト自体に興味はない。だが、それっぽい効果音を作る知恵には興味がる。ウソを本物のように仕立てる技術のようなものだ。表紙の写真はヒドいが、オカシな方法で音を作っている様子は伝わって…
『アルパインクライミング考』横山勝丘 カバー絶壁の絶望感。クライマー、頭おかしい(褒め言葉)。老舗の山と渓谷社から。 この壁を見て登らないのは、クライマーとしてどうなんだ? アルパインクライミング考作者: 横山勝丘出版社/メーカー: 山と渓谷社発…