『愚か者』 松田公太
『愚か者』 松田公太
現役の政治家が書いた本は、あまり紹介したくない。そういうのとは距離を置きたいからだ。ただし松田公太は、政治家としてよりか、人間としてのキャラが立ってるので、自分ルールに反して取り上げることにした。なお、政治的な主義主張には、一切立ち入らない。
表紙写真にあるように松田は無駄にギラってる。周りも手に負えないだろうし、本人もエネルギーを持て余しているだろう。その結果として、タリーズコーヒージャパンを創業したり、パンケーキブームを仕掛けたり、政治の世界に入ることになったはずだ。
では、その原動力は何なのか。何に駆り立てられ、何を成し遂げようと望み、何を世界のあるべき姿としてイメージしているのか。俺としては、やっぱその辺りが気になる。
ちなみにタリーズのボトル缶ブラックコーヒーは激ウマ。ブラックがダメな奴には無縁だろうが、缶コーヒーの中では群を抜いて旨い。値段と入手しやすさを考えると、パフォーマンス的には最上級。
サラリーマン発、タリーズコーヒー経由ベンチャー政治家。みずからの人生を「意味あるものにしたい」と願うすべての人、必読の1冊。
- 作者: 松田公太
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/01/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ついでに松田の『すべては一杯のコーヒーから』も貼っとく。指先がしびれるほど面白いぜ。覚悟して読め。
- 作者: 松田公太
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/03/27
- メディア: 文庫
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