『押井言論 2012-2015』 押井守
『押井言論 2012-2015』 押井守
ページ数がおかしい(※656ページ)と思ったら、メルマガから引っ張ってきてるのか。納得。
それにしてもメルマガのタイトルが最高だ。「世界の半分を怒らせる」というんだから。つまり「賛否両論まっぷたつ」ってことだろ? 難しいよな、そういうの。そう簡単に世界の半分を怒らせられない。だが、うまく半分を怒らせることができれば、そりゃもう面白いに決まってる。
ところで、イメージとして押井守はいつも怒ってる気がするが、ひょっとすると大変なお人好しなんじゃないか。そうでもなければ、労力をかけて怒り続けることは難しいだろ。他人や社会に怒りを表明してるのは、良い方向に変わってくれるものと、淡い期待を寄せてることの裏返しだからな。その期待をさんざん裏切られてるのに、まだ怒ってるんだとしたら、やっぱ根は優しいとしか思えない。
有料メルマガ「世界の半分を怒らせる」3年分のインタビューに、加筆・追加取材を施して書籍化。
創作論と作品論、人生観と死生観、同業者への怒りと諦めが詰まった、「押井節」の集大成!
- 作者: 押井守
- 出版社/メーカー: サイゾー
- 発売日: 2016/02/03
- メディア: 単行本
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