『990円のジーンズがつくられるのはなぜ? - ファストファッションの工場で起こっていること』長田華子
『990円のジーンズがつくられるのはなぜ? - ファストファッションの工場で起こっていること』長田華子
ふだんの生活でバングラデシュを意識することはない。しかし家に一着くらいは、バングラデシュ製の服があるはずだ。この本は、そのバングラデシュにおける、縫製現場をリポートしたもの。
アジアの中でも貧しい国として知られるバングラデシュ。その国旗は日本のと似てるし(緑地に赤い丸)、稲作の文化圏だし、芸能人ローラの育った国なので、個人的にはわりと親近感を持ってるんだよなー。グラミン銀行のマイクロクレジットとかも、かつての日本における女工哀史をイメージさせる。うまいこと発展できたらいいよな。
なお、本書レビュー(アマゾンの)を見ると、言いがかりみたいなコメントと評価が付いてて、複雑な気分になるが、目次と著者プロフィールを見る限り、これが悪い本とは思えない。長田にはドンマイと声をかけたい。次の本も期待してるぞー。
世界の縫製工場といわれるバングラデシュには、世界中のアパレル企業(H&M、GAP、日本のユニクロ等)から大量に注文が殺到します。
一ヶ月4000円ほどで働く女性たちの生活から、グローバル化した世界の現実が見えてきます。
990円のジーンズがつくられるのはなぜ?: ファストファッションの工場で起こっていること
- 作者: 長田華子
- 出版社/メーカー: 合同出版
- 発売日: 2016/01/15
- メディア: 単行本
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