BOOK HUNTING

ノンフィクション系の新刊、近刊を平日5冊、週30冊ペースで紹介。児童書から医学書まで。

2016-02-16から1日間の記事一覧

『フレデリック・ダグラス自伝 - アメリカの奴隷制を生きる』フレデリック・ダグラス

『フレデリック・ダグラス自伝 - アメリカの奴隷制を生きる』フレデリック・ダグラス 著者のフレデリック・ダグラスは、19世紀のアメリカで奴隷制廃止論を訴えた野郎で、「アナコスティアのライオン」と呼ばれた男だ。奴隷が文字を学ぶことさえ違法(!)と…

『韓流スターと兵役 - あの人は軍隊でどう生きるのか 』 康熙奉

『韓流スターと兵役 - あの人は軍隊でどう生きるのか 』康 熙奉 ファン目線で兵役を見つめる健全な本。そういうイベントとしての兵役と言った方がいいのか? 腰帯の情報が完全にファンブック。ターゲットにしている読み手と、その読み手が求めてる情報を、ち…

『ねころんで読めるてんかん診療 - 発作ゼロ・副作用ゼロ・不安ゼロ!』中里信和

『ねころんで読めるてんかん診療 - 発作ゼロ・副作用ゼロ・不安ゼロ!』中里信和 親しみやすすぎる表紙とタイトルから伝わってくる、圧倒的な自信と実力。ハンパな医師には無理な芸当だ。それもそのはず、著者の中里は、大学病院に国内で初めて「てんかん科…

『松平家のおかたづけ』松平洋史子

『松平家のおかたづけ』松平洋史子 近藤麻理恵の『人生がときめく片づけの魔法』は、英語版(The Life-Changing Magic of Tidying Up)が出され、ついに海外でのセールスが100万部を突破した。また中国でも「断捨離(断舍离)」が、おととし流行語となった。…

『愛犬たちが見たリヒャルト・ワーグナー』ケルスティン・デッカー

『愛犬たちが見たリヒャルト・ワーグナー』ケルスティン・デッカー ふつうにワーグナーの評伝を書いてよさそうなのに、なぜかワンちゃん目線から語られる本書。まるで「ワーグナーがワーグナーたりえたのは、犬たちのおかげだった」と言わんばかりだ。著者の…