BOOK HUNTING

ノンフィクション系の新刊、近刊を平日5冊、週30冊ペースで紹介。児童書から医学書まで。

『現代写真論 新版 コンテンポラリーアートとしての写真のゆくえ』 シャーロット・コットン

『現代写真論 新版 コンテンポラリーアートとしての写真のゆくえ』 シャーロット・コットン

晶文社のいい仕事。ハンパな写真論は世に溢れているが、読むならこの一冊だ。

著者のシャーロット・コットン(※英Wikipedia)は、イギリス国立メディア博物館ではクリエイティブ・ディレクターを、英V&A美術館では写真キュレーターを務めた本物だ。ラックマ(LACMA)やフォトグラファーズ・ギャラリーでのキャリアもあり、いわば写真評論界の世界的な権威とも言える。

興味が湧いたら、昨年の『写真は魔術 - アート・フォトグラフィーの未来形』を続けて読むといい。

写真は単なる記録媒体を超え、あらゆる価値を貯えこんだアートとして、表現の幅を広げている。
世界の現代アーティストによる作品約250点を収め、歴史的にも美術的にも正しい解釈をあたえる無類の写真評論。

現代写真論 新版 コンテンポラリーアートとしての写真のゆくえ

現代写真論 新版 コンテンポラリーアートとしての写真のゆくえ