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BOOK HUNTING

ノンフィクション系の新刊、近刊を平日5冊、週30冊ペースで紹介。児童書から医学書まで。

『負ける人は無駄な練習をする - 卓球王 勝者のメンタリティー』水谷隼

『負ける人は無駄な練習をする - 卓球王 勝者のメンタリティー』水谷隼

卓球界の本田圭佑、あるいは錦織圭、もしくは松山英樹。そんな水谷隼だからこそ書ける本。よほどのメンタルを持っていないと、このタイトル(負ける人は無駄な練習をする)は付けられない。国内男子では圧倒的な実力を誇り、全日本卓球大会シングルスでは3年連続8度目の優勝を手にし、世界ランクでも最高5位をつけた。

本人のTwitterを見ると、「あれ? フツーの人っぽい」と勘違いしてしまいそうだが、それはあくまで日常に見せる顔であって、卓球のことになれば話は別だ。さもなくば勝者であり続けることなどできやしないし、誰も彼を「卓球王」と呼ぶこともない(それにしても凄い通り名だ)。

もっと注目を集めてもいい水谷だと思うが、卓球だからか一般にそれほど知られているとは思えない。これは非常に書きにくいが、おそらく卓球ウェアの見た目の悪さが、人気や知名度にマイナスに働いてる。端的に言うなら、シャツイン、ショートパンツ、ショートソックスの組み合わせが大変悪い。ほんのちょっと手を加えるだけで、はるかにマシになるので、卓球協会の人には何とかしてもらいたい(テニスやラクロスのウェアを参考に)。いや、ホントに。それだけで中高生の卓球人気はだいぶ変わると思う。

チャンピオンは異常性を持っている。負ける人は負ける理由を持っている。

全日本卓球選手権大会で史上タイの8度目の優勝を飾った王者・水谷隼はなぜこれほど強いのか。その理由がわかる。