BOOK HUNTING

ノンフィクション系の新刊、近刊を平日5冊、週30冊ペースで紹介。児童書から医学書まで。

2016-01-20から1日間の記事一覧

『13人の誤解された思想家』小浜逸郎

『13人の誤解された思想家』小浜逸郎 プラトン、マルクス、ハイデガーなど13人の超メジャーな思想家をあらためて読み解こうとする本。著者の小浜は、『なぜ人を殺してはいけないのか』『やっぱりバカが増えている』『頭はよくならない』等を過去に書いていて…

『写真をなぞってソコソコ上達 - Photoshop絵心レッスン』デジタルスケッチ倶楽部

『写真をなぞってソコソコ上達 - Photoshop絵心レッスン』デジタルスケッチ倶楽部 Photoshop本は腐るほど出ているが、この本はタイトルの謙虚さがすばらしい。何しろソコソコの上達である。トレーニングも写真なぞりで、フォトショ初心者にまったくハードル…

『結婚につながる恋のはじめかた』絵音/菜々子

『結婚につながる恋のはじめかた』絵音/菜々子 いっそすがすがしいタイトル。ミもフタもない題名が男らしい。中途半端なクズが一番ダメだ。洗脳セミナーに近いノリもいいな。こういった下劣さは嫌いじゃない。もっとやれ。ところで。女子力を鍛えようとすれ…

『はじめてのウニヒピリ』イハレアカラ・ヒューレン/カマイリ・ラファエロヴィッチ

『はじめてのウニヒピリ』イハレアカラ・ヒューレン/カマイリ・ラファエロヴィッチ まず「ウニヒピリ」が初耳だし、著者名も相当エキゾチック。かろうじて題名から入門書らしいことは分かった。なるほど、ハワイの伝統的な知恵についての本か。で、ウニヒピ…

『お金の流れでわかる世界の歴史』 大村大次郎

『お金の流れでわかる世界の歴史』大村大次郎 元国税調査官がカネの流れから世界史を読み解く。イロモノ本と間違われそうだが、歴史と経済は切り離せない。歴史から経済を切り離そうとする姿勢は、ユダヤ人を両替商の卑しい連中と見なした古代人のそれと同じ…

『小笠原流 美しい大人のふるまい』小笠原清基

『小笠原流 美しい大人のふるまい』小笠原清基 「美しい大人のふるまい」なぞ、俺のように野卑な奴には関係ない。だが、合理的で機能的な身ごなしには興味がある。教養のお勉強じみたキャッチが目障りだが、そこのところは今回スルー。 源頼朝以来、鎌倉、室…

『内向型人間のすごい力 - 静かな人が世界を変える』スーザン・ケイン

『内向型人間のすごい力 - 静かな人が世界を変える』スーザン・ケイン いくらか人生経験を積んだ奴なら分かる。敵に回して一番ヤバいのが、無口で温厚で人当たりのいい野郎だ。あなどっていると痛い目にあう。海外でミリオンセラーになったスーザン・ケイン…