『ドイツ帝国の正体 - ユーロ圏最悪の格差社会』 イエンス・ベルガー
『ドイツ帝国の正体 - ユーロ圏最悪の格差社会』イエンス・ベルガー
著者のイエンス・ベルガーはNach Denk Seitenの編集者。ドイツのピケティと呼ばれているらしいが、その辺はどうなんだろうな。言ったもん勝ちな気がする。
俺の薄っぺらい認識によれば、経済成長率の鈍った先進国は、国内の格差を助長する傾向がある。だからドイツで格差問題が起きていたとしても、あんま驚かない。驚くとすれば、「ドイツ人の知性をもってしても、格差問題は解決できないなら、もうこれ人類に解けない難題だよな」ってこと。
さて、ベルガーは人類を救うことができるのか。
真面目で勤勉、規律正しくて堅実。そんな優等生国家ドイツは、実は大きな闇を抱えていた。深刻化する格差社会に警鐘を鳴らすのが、「ドイツ版ピケティ」とも呼ばれる男。ドイツ中の注目を浴びたその驚くべき提言とは。
ドイツ帝国の正体――ユーロ圏最悪の格差社会 (ハヤカワ・ノンフィクション)
- 作者: イエンス・ベルガー,岡本朋子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2016/01/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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