『チェチェン - 平和定着の挫折と紛争再発の複合的メカニズム』富樫耕介
『チェチェン - 平和定着の挫折と紛争再発の複合的メカニズム』富樫耕介
飽きもせず世界各地で紛争が起きてるので、そろそろ誰か「紛争のデザインパターン」みたいな本を書いてくれないか。俺が読みたい。「和平のアンチパターン」でもいい。
これはチェチェンの紛争を読み解いたもの。明石書店も渋い仕事が多いよな。
ソ連崩壊に伴いロシアで唯一紛争へと発展した民族問題であるチェチェン紛争。チェチェンではなぜ平和定着に失敗し、紛争が再発したのか。
第一次紛争と第二次紛争の移行過程に着目し、チェチェンが「二重の対立構造」を抱え、「複合的ディレンマ」に陥っていたという紛争のダイナミズムを明らかにする。日本で唯一のチェチェン紛争を主題とした本格的研究書。
- 作者: 富樫耕介
- 出版社/メーカー: 明石書店
- 発売日: 2015/12/28
- メディア: 単行本
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