BOOK HUNTING

ノンフィクション系の新刊、近刊を平日5冊、週30冊ペースで紹介。児童書から医学書まで。

『いつだって ともだち』内田麟太郎/降矢なな

『いつだって ともだち』内田麟太郎/降矢なな

内田麟太郎と降矢ななペアによる「おれたち、ともだち!」シリーズの最新刊。三月はお別れシーズンなので、タイトルからして「そういう内容かな?」と思ったが、どうやら違うようだ。よって、まだまだこのシリーズは続きそうで、ファンは安心していい。

それにしても、このキツネとオオカミのコンビは、見た目からしていい感じだ。教育上あまり良くなさそうな表情(イタズラ好きで小ズルそうな)をしてるのが特に素晴らしい。しかし、子供は大人のつまらない企てを見抜くものなので、逆にこれは彼らにとって好印象だろう。手加減してない空気感こそが魅力的、というわけだ。シリーズなのに、降矢のイラストが安定してないのが玉にキズだが、そこら辺はスルーしたい。

あそぼ、っていってもみんなダメっていう。キツネはひとりぼっちになった気分。

でも、オオカミさんが考えていたことは、とびきり素敵なことでした。

いつだって ともだち (おれたち、ともだち!)

いつだって ともだち (おれたち、ともだち!)