BOOK HUNTING

ノンフィクション系の新刊、近刊を平日5冊、週30冊ペースで紹介。児童書から医学書まで。

『意識と無意識のあいだ - 「ぼんやり」したとき脳で起きていること』マイケル・コーバリス

『意識と無意識のあいだ - 「ぼんやり」したとき脳で起きていること』マイケル・コーバリス

進化心理学が探る言語の起源』に『からだの左右と心理』など、ヘンな角度から心理学に向き合っているマイケル・コーバリス。その新作は、やっぱりヘンな感じだ。

デジタルドラッグのSNSに、スマホ用パチンコのソーシャルゲームが代表的だが、いまの時代は四六時中なにかに意識を向けていなければならない。ぼんやりした状態に価値なんかあるはずない。それなのにマイコー、お前はマインドワンダリングの意義に気づいてしまったのか! まったく罪深い奴だぜ。

私たちの心は日中の半分はどこかをさまよっている。この「ぼんやり」した状態のとき、意識的にするのとは異なるしくみで脳が活性化し、膨大な記憶が整理され、創造性や共感力が育まれる。

脳科学・心理学で注目を集める新たな脳と心のメカニズムを、この分野の研究の世界的第一人者が解き明かします。

意識と無意識のあいだ 「ぼんやり」したとき脳で起きていること (ブルーバックス)

意識と無意識のあいだ 「ぼんやり」したとき脳で起きていること (ブルーバックス)